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企業にとっての第一の責任は、存続することである。
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企業にとっての第一の責任は、存続することである。 (P.F.ドラッカー/現代の経営)
以前、facebookで話題になっていた投稿記事に(国税庁の2005年のデータ)によると、5年で85%、10年で94%の法人が消えていくそうです。
法人成りしてない個人事業の起業廃業を含めると、実際の数字はもっと厳しそうですね。
ドラッカーは「企業にとっての第一の責任は、存続することである。」と言っています。
企業の目的が外(社会)への貢献であることを考えれば、1次的な販売はもとより、アフターを含めて組織あるいは事業を存続させるというのはやはり第一の責任だと言えます。
ランチェスター経営の8大戦略
ランチェスター経営の大家である竹田陽一先生による経営の8大戦略。
その名の通り8つのカテゴリがあります。
その名の通り8つのカテゴリがあります。
- 商品戦略
- 地域戦略
- 客層戦略
- 営業戦略
- 顧客戦略
- 組織戦略
- 財務戦略
- 時間戦略
商品戦略
どのような商品(サービス)で勝負するのか?他社の製品(サービス)との違いは何か?
地域戦略
どこで売るのか?全国か地方か。都市部か郊外か。
客層戦略
絞り込み戦略。ターゲットは誰か?女性か男性か。高齢者か若年者か。富裕層か低所得者層か。
営業戦略
どのような方法で売るか?価格、流通、広告、宣伝、販促、etc..
顧客戦略
顧客維持戦略。リピート客化する。ファンになってもらう。
組織戦略
組織デザインや組織運営。規模は?雇用は?給与は?採用は?人事は?
財務戦略
資金管理、資金繰り、資金調達、税務対策。
時間戦略
どのぐらい時間を掛けるのか?
ランチェスターでは効果を二乗で表すので、他人の2倍働くならルート2で1.4倍、普通の人が8時間働くなら11.2時間働けば2倍の成果になるみたいな話。
個人的にはいつ(どのタイミング)やるか、いつまでにやるか?と言ったタイムマネジメントも含めたいところ。
最初にランチェスターの8大戦略を聞いたのは10年ぐらい前に参加した栢野克己先生のセミナーででしたが、それ以外の経営セミナーや勉強会でも耳にすることが多いです。
幅広く捉えどころの難しい『経営』を考える切り口の1つとして役立ちます。
ビジョンと会社の類型
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ビジネスを目的とする場合、どの規模の会社を目指すかはそのまま夢や目標とも連動しますので、イメージを明確にしておくことが重要です。
マイケル・E・ガーバーのアドバイスにも「起業前に組織図を作る」と言うのがあります。
どのような会社を作りたいのかを事前にイメージしておくことでプランを実現しやすくなるのです。
どの規模が良い悪いではなく、自分が「どうなりたいか」「どこまで行きたいのか」を明確にすることが大切です。
以下は、あたりまえだけどなかなかできない社長のルール(アスカビジネス)で出てくる会社の類型にインスピレーションを得て私なりの再定義をしたものです。
参考までに。
- 個人会社
「儲からなくても良いから好きなことをやりたい」人の会社。いわゆる個人事業。
基本的に自分ひとりの会社。(もしくはパートさん1~2名程度) - 家族会社
従業員が家族のみの場合はもちろん、気心の知れたメンバー・人数で事業を営む規模の会社。大晦日に会社が残っていることが大事。
いわゆる家族的経営が通じる規模の会社。業種や業態にも拠るが大体10名未満の会社。 - 事業会社
中間管理職が存在する(社長以外の従業員に権限が移譲/委譲することによって運営されている)会社。利益を出すことが重要視されだす規模の会社。
従業員が10名程度になったあたりから徐々にこの体制に移行していくことが多い。 - 企業会社
国や地域、環境など社会に積極的にコミットしていく責任や意思を持った会社。
上場している企業はもちろん、未上場でも事業活動が社会に与える影響が少なくない規模の会社。(地元では大抵の人が名前を知っているような規模の会社。)