直接的な成果は常に重要である。組織を生かすうえでカロリーの役割を果たす。一方で組織には価値への取り組みが必要である。これは、ビタミンやミネラルの役割に当る。組織は方向性を持たなければならない。さもなければ混乱し、麻痺し、破壊される。 (経営者の条件/ドラッカー)

yakusan20160801221710_TP_Vマーケティング3.0に表されるような価値への取り組みが現代では重要となってきています。
価値への取り組みとは、結局『何のために』を明確にすること、どこへ向かうのかを明確にすることに他なりません。
 
もちろん、価値への取り組みだけでは組織を維持することは難しいですが、成果だけを求める組織は方向を誤ったり、組織が空中分解してしまいます。

営利でも非営利でも「組織」を維持するためにはお金が必要です。そのためには直接的な成果が必要となります。
ドラッカーはカロリーと表現していますが、上手い表現だと思います。一方で、価値への取り組みの重要であり、こちらはビタミンやミネラルであると言っています。

人間の体と同じように、カロリーだけでは健康を害してしまいますし、ビタミンやミネラルを補給してもカロリーが足りなければ生命を維持することは出来ません。 

成果への取り組みと価値への取り組みは、組織と言う体を維持するためには共に重要なものなのです。
価値への取り組み、やってますか?

ドラッカー名著集1 経営者の条件
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社
2006-11-10

 
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