組織といえども人それぞれがもつ弱みを克服することは出来ない。しかし組織は、人の弱みを意味のないものにすることが出来る。 (経営者の条件/P.F.ドラッカー)
たとえ組織、複数人のチームを組んでも、その人個人の苦手が無くなるわけではありません。
しかし、チームで活動することでその人の苦手な部分を別の得意な人がカバーすることが出来ます。
チームあるいは組織で仕事を行なう意味はここにあるのだと、私はそう思います。
似たような人が集まってみんな揃って同じところが苦手、ではチームを組む意味は薄れます。
単なる仲良しグループと良いチームとの違いは、メンバーの苦手をカバーしあうことが出来るかどうかにあります。
似たような人が集まってみんな揃って同じところが苦手、ではチームを組む意味は薄れます。
単なる仲良しグループと良いチームとの違いは、メンバーの苦手をカバーしあうことが出来るかどうかにあります。
もちろん、そのためにはチームの構成や運営、いわゆる『マネジメント』が重要になってくるワケですが。
チームが上手くまとまらなければ、1+1が1、あるいはマイナスにさえなってしまいます。
しかし、チームを上手く活かすことが出来れば、1+1が3や4になります。
メンバー1人1人の強みを活かすことで個々の弱みをカバー(意味のないものに)し、強みの相乗効果を得ることで、1+1が2以上の成果を生み出すのです。
会社として従業員を雇う、人を増やすというのは業務の継続性を維持し、1+1が2以上になることを目指すための行為なのです。
個人事業であっても、取引先や外注先などはパートナーであり、成果を挙げるための一員であり、自分1人の個人事業であっても組織をイメージして活動することが重要です。
そういう意識を持つことは、将来、自分が人を雇うときの訓練にもなります。
マネジメントでは管理の対象が「人」であるため、「これをすれば絶対大丈夫」と言う方法はありませんが、絶対にダメな内容と言うのは数多く存在します。
そして、生産性の悪い組織、雰囲気の悪いチーム、離職率の高い職場と言うのは、例外なくダメな管理を行なってしまっています。