狼人間を撃つ銀の弾はない
内容的にはこのサブタイトルがすべてを表しています。

ソフトウェア開発において色んな手法が開発され、その度に『この手法を用いれば正確な(開発予算や期間の)見積りができる』と謳われ期待されたが、結局のところどの手法が適しているかはケースバイケースで、それ1つで全てを解決する「銀の弾」は存在しないのだ、と言うお話。

銀の弾と言うのは、ヴァンパイアやワーウルフ(狼男)を殺すことが出来るとされている銀製武器(の弾丸)のことで、魔物を倒すための必須アイテムみたいなイメージですね。
昔だと銀の剣とか銀の十字架とか単に銀の武器かもしれませんが、弾丸と言うのはやっぱり映画とかの影響ですかね?

閑話休題

すでに古典とも言える作品ですが、システム開発で飯を食っていくなら読んで置いて損はありません。
 
「銀の弾」は存在しない、と言う意味では、ソフトウェア開発に限らず全てにおいて言えることですけどね。
『狼人間を撃つ銀の弾はない』は私の座右の銘でもあります。 

最初に読んだのは出てすぐの2003年でしたが、数年前に新版が出てましたね。
読み継がれる本と言うのは名著の証だと思います。


人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))
Jr.,フレデリック・P. ブルックス
ピアソンエデュケーション
2002-11


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