以前読んだ「フィリップ・コトラーのマーケティングがわかる本」の付箋を付けているページを読み返していて目を引かれたキーワードが「ハートシェア」

気になってそのページを詳しく読み直すと、

コトラーの「持続可能なマーケティング事業モデルの戦略事業体系」によると、9つのマーケティング要素を3つのグループに分けて体系立てている。

  • 戦略:セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング

  • 戦術:差別化、販売活動、マーケティング・ミックス

  • 価値:ブランド、サービス、プロセス


どこを狙うかと言うセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングは戦略。
どうするのかと言う差別化、販売活動、マーケティング・ミックスは戦術。
何を提供するのかと言う価値にはブランド、サービス、プロセスがくる。

個々の用語はどれも耳にするものばかりですが、体系立てるとイメージが掴みやすいですね。
そして、それぞれのグループには役割があり、

戦略はマインドシェアの獲得。つまり、知ってもらう。必要なときに思い出してもらう。
戦術はマーケットシェアの獲得。実際に市場でどの程度の地位やポジションを占めているか。
価値はハートシェアの獲得。思い出してもうだけでなく、選んでもらうためのロイヤリティの獲得。

だそうです。

マインドシェア、マーケットシェアは意識してましたが、ハートシェアは、以前読んで知っていたはずなのにすっかり失念していました。

ブランディングやサービスの向上は何のために行うのか?
それはつまり、ハートシェアの獲得のためと言うことですね。

目的を明確にすると行うべき対策のイメージが沸きやすくなる気がします。
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