タイトル:ドラッカーと会計の話をしよう
著者:林總
読数:5読目すでに何度も読んでいるぐらい影響を受けた1冊。今回あらためて目に付いた点を挙げると
  • 会計の知識では正しい経営判断はできない。

  • 損益計算書を見ても、お金がどのように使われたのか、何も書かれていない。

  • かかったコストは書かれていても、どれだけムダがあったかは決算書とにらめっこしてもわからない

  • ABC(原価計算)の登場で管理会計がやっと時代に追いついた

  • ビジネスプロセス全体で考える

会計年度という期間で区切った決算書は過去の情報であり、期間利益(事業単年度における利益)に捉われると正しい判断ができなくなる。
それを踏まえて月次決算をやる意味は、単月の利益を見ることではなく、数字の流れを見ることにあるのだと思う。

帳簿に現れないムダをどのように見つけ出すかも経営者やマネージャの仕事。知識とセンスと経験の3つが必要なのだと思う。
ABC原価計算、以前も勉強しようとして挫折した記憶が。でもやっぱり気になる。わかりやすい本を探すか。

内部にプロフィットセンターは存在しない。あるのはコストセンターだけである。ビジネスプロセス全体で価値を創造する。ポーターのバリューチェーンを思い出した。あれも、価値は各部門の連携や一連の流れの中で生み出されると言っていたはず。近いうちに読み直してみよう。

通読では5回目だが、たまにパラパラをめくって読んでいるせいか本に痛みが見えてきた。予備にもう1冊買っておくかな?
コミック版も出ているみたいなのでそっちもそのうち買おう。




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